クンタの軽井沢日記


これは一部事実にもとづいた
フィクションです

(2005年11月)


アスファルト道もOKさ


靴買ってもらった

いつものお散歩、クンパパと歩いた。
湯川のふるさと公園まで行っての帰り道、僕は足が痛くなってびっこをひいちゃった。
「クンタ、どうした?足見せてごらん」
「あれっ、右の後ろ足のパウパウから血が出てるな」
「ガラスでも踏んだかな」
ピョコタン、ピョコタンとびっこをひきながらお家に帰った。
クンママがぼくの足を洗いながら「クンタは後ろ足引きずるからパウパウのところが
擦りむけちゃうのよ」だってさ。
そうかな、ぼくはちゃんと歩いているつもりなんだけどな。
「クンも歳だからパウパウが乾燥してきてるのね」だって。

次の日クロネコのお兄さんが荷物を届けてくれた。
中からぼくの靴が出てきたよ。
アルルくんとお揃いのワンコ用靴「E-POC イーポック」足底の長さ90ミリ、
サイズは当然XLさ。
サンダル式で爪が出るし、滑り止め効果もあるよ。
クンママが早速、インターネットで注文してくれたんだ。
ぼくって愛されてんだな。
「クンタ、履いてごらん」
「やだっ、こんな鬱陶しいもの、やだっ」って抵抗したらあらら、片足だけになっちゃった。
クンパパがお仕事から帰って「明日、お散歩のときはちゃんと履こうな」てさ。

さあ、一夜明けてお散歩の時間です。
「これ履けば足が痛くならないよ」ってクンパパ
「じゃあ履いてやるか」ってぼく。
それで後ろ足だけ靴を履くことになった。
「今日は靴に慣れるためだから、ショートコースね」
歩き出すとなかなかいい調子、砂利道も痛くないし、アスファルト道でもこすれない。
「靴はいてもクンタの摺り足はなおらないね」
「あっ、あっ!自分でしたオシッコ、踏まないで」

しばらく、お散歩コースはショートコースになちゃった。

 
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