クンタの軽井沢日記


これは一部事実にもとづいた
フィクションです

(2004年春)


    仙猫(せんネコ)

「マーちゃん、今日はお出かけするけど天気は大丈夫?」
「うにゃっ」
「そーかい、傘はいらないね?」
「うにゃっ」
クンババ(クンママのお母さん)の日課はネコのマー婆さんにお伺いを立てること。
クンババは東京のマンションにネコ2匹と暮らしてる。
マー婆さんが23歳でチョビちゃんが15歳さ。
「ネコも20年生きると仙猫になるのよ」ってクンババが言います。
「だって私の聞いたことにちゃんと答えてくれるもの」だって。
「それに妙に当たるのよ、それが」
クンママが前の結婚で離婚したいって言ってきたとき、クンババが「マーちゃん、どうだろうね、
クンママは離婚したほうがいいかね」「うにゃっ」っていうことで、離婚したそうだ。

貰われてきた時はあんまり元気なので男の子だと思って、もう一匹
男の子買ってきて一緒に飼っていた。
そうしたらいつの間にかマーちゃんのお腹が大きくなって「あら女の子だったのね」
でチョビちゃんが生まれた。

ちなみにダメな時は「ぶにゃっ!」と言うそうです。
ぼくも長生きして仙犬になろーっと。


 
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