クンタの軽井沢日記
これは一部事実にもとづいた
フィクションです
(2003年冬)
東芝製さ!
チェーンソー買ちゃった!
あーあ、とうとうクンパパったらチェーンソー買ってきちゃったよ。
エンジンのじゃなくて電気チェーンソーです。
「コメリで安売りしてたんだー」とかナントか言っちゃってさ。
「足切っても知らないからね!」ってクンママは冷たい目で見ています。
「私がこんなに心配してるのに」って。
でもクンパパは嬉しそう。もう早速、裏に積んであったモミの丸太を切っています。
防塵めがねして、皮手袋はめて、安全靴はいて、完全武装さ。
「二年間ずーっと積んであったからな。気になってたんだー」
「マキにすればよく燃えるよ」
「電気のやつでパワー充分だなー、音、静かだし」
「でも特売品だからブレーキついてないんだよな」
高いのはスイッチ離すとブレーキで刃の回転も停まるようになってるらしい。
クンパパのはスイッチ離しても刃が回っているから、注意が必要さ。
「まっ慣れればいいか」
調子に乗ってクンパパは丸太を切りまくり、「うーん、だいぶ慣れたな」
そして2メーターぐらいの丸太がみるみるうちに30〜40センチのマキになった。
足元は深さ3センチぐらい切りくずだらけ。
クンママが「もうお夕飯だから切り上げたらー」って言うのに、
クンパパは「もっと切るもの無いか〜」、「そうだ斧で切れないのがあったな、
今度はあれを切ろう」だってさ。
まぁ自分の足切らなくてよかったよかった。でも気をつけてね。