クンタの軽井沢日記

これは一部事実にもとづいた
フィクションです


(2003年1月)


クンパパとクンママが作った雪ちゃんです
  「クンママする」

お正月の5日です。
クンパパの入院の日です。そして明日は手術です。

「クンタ!お姉さんとクンママの言うこと聞いていい仔にしてるんだぞ!」って言い残して
クンパパはタクシーに乗りました。
「アシィトゥァ!」またかよー。

翌日の手術も40分で無事終了。
「いやー、なかなかいい出来でした」「出血は90tだけでした」
「傷口もきれいに縫えました」先生は誇らしげにレントゲン写真を見ています。
クンママとお姉さんもレントゲン写真をのぞきこみました。
「あらっ先生!、ここのところが繋がってませんわ!」てクンママ。
「あらっ本当、先生、繋ぐのお忘れになったんじゃなくって?」ってお姉さん。
「あのねー、ここは肩関節で繋いだら肩、動かなくなっちゃうのっ」
「折れた所はここっ!!」先生は少しがっくりしたみたい。

さて麻酔から醒めたクンパパがおおさわぎ。
一晩ICUに入れられたんだけど、何かあったらこれを鳴らしてくださいって
痴漢よけの防犯ベルを渡されたそうです。
クンパパったら「そんなもの使うのは近所迷惑でイヤだー。心電図に繋がってるんだから
異常がでるようにドキドキしてやるー」って悪たれをついたそうです。
「のどが渇いたー、胃の手術したわけじゃないからなんか飲ませろー」だって。
看護婦さんを困らせたらしい。
まったくクンパパったらはずかしい。

クンパパの入院生活は、ぼくは夜帰ってきたクンママからお散歩のときに聞くだけです。
結構、快適に過ごしているらしい。キズ痛くないのかな。
クンママは毎日お昼と夜ご飯をいっしょに食べるので病院に通っています。
クンパパのお友だちご夫婦が毎週、お見舞いに来てくれてクンパパは感激してたけど、
お友達は「クンママってあんなに優しい人だったんだー」って感心してました。
それからお友達のおうちでは優しくすることを「クンママする」って言っているそうです。
「クンタする」っは何かな?

                 (「クンタする」はグータラ、グータラすることよっ!byクンママ)


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